参考文献

当スクールのメソッドを支える参考文献です。
声や歌の勉強がしたい、声に関わる医学の勉強がしたいという方はぜひ参考にしてみて下さい。

参考図書

エリック・R,カンデル(2014)『カンデル神経科学』(金澤一郎ほか訳)メディカルサイエンスインターナショナル.

カンデル神経科学のAmazonページリンク

非常に学習の難しい神経学について、基礎的な内容から詳細な情報まで網羅したオールインワンの一冊。
学問書のため基礎知識が無いと読み解くのは大変ですが、翻訳書にありがちな難解な日本語の言い回しは少なく、非常に読みやすい一冊です。

ウィラード・R,ゼムリン(2007)『言語聴覚学のための解剖生理原著第4版』(舘村卓ほか訳)医歯薬出版.

言語聴覚学の解剖生理のAmazonページリンク

音声医学において、解剖生理学といえばコレという一冊。
翻訳書のため、日本語の言い回しが非常にややこしく読みにくい本ですが、情報の詳細さと信憑性は非常に高い一冊です。

ヨハン,スンドベリ(2007)『歌声の科学』(榊原健一ほか訳)東京電機大学出版局.


歌唱を科学的に研究した第一人者であるヨハンスンドベリの著書です。
歌唱指導や話声指導において生じる様々な現象を研究した、ボイストレーナー必携の一冊。

武田梵声(2017)『フースラーメソード入門』日本実業出版社.

フースラーメソード入門のAmazonページリンク
当スクールのレッスンメニューの中心となるフースラーメソードを日本に広めた武田梵声先生の著書。
難解なフースラーメソードの内、比較的触れやすいライトな内容を簡潔に解説している一冊です。

武田梵声(2017)『ボーカリストのためのフースラーメソード』リットーミュージック.

ボーカリストのためのフースラーメソードのAmazonページリンク
フースラーメソードを、歴史や方法論、ケーススタディまで詳細に記している一冊。
付録の音源には武田梵声先生のデモンストレーションもついており、より詳細にメニューのイメージができる一冊です。

参考論文

外喉頭筋

菅田溥(1976)「外喉頭筋の喉頭調節機能に関する実験的研究」,『日本耳鼻咽喉科学会会報』79(12),p1590-1600,日本耳鼻咽喉科学会.

犬の喉頭を用いて種々の外喉頭筋に電気刺激を与え、内喉頭の相対的な位置の変化をまとめた実験論文。
非常に古い論文ですが、外喉頭と内喉頭の関係性が分かりやすくまとめられており映像としてイメージがしやすくなります。

神経と筋肉

藤井進也(2014)「神経筋制御論ー巧みな音楽パフォーマンスの背景にある神経・筋生理メカニズム」,『日本生理人類学会誌』19(3),p159-165,日本生理人類学会.

演奏家のパフォーマンスと神経活動の関係についての論文。
優れた演奏家がなぜ常人より素早く正確な運動を長時間持続できるのかについて、神経活動の観点から論じた興味深い論文です。