スクール概要／講師紹介

■ごあいさつ

初めまして！絢太【kenta】と申します！
当スクールのHPにお越し頂いて、ありがとうございます。

このスクールの内容を詳しく見てくださっているあなたは、きっと普通のボイストレーニング法では満足出来なかった方なんじゃないかと思います。

「才能や運に関係なく、誰もが必ず努力で目標達成できるボイストレーニング」

そんなボイストレーニングを目指す、僕自身の話をさせて下さい。

僕は13歳の頃から、合唱団、音楽の先生、先輩バンドマン、ボイトレ本、そして5名のボイストレーナーに歌を教わってきました。
もちろんそれなりの上達はしましたが、もともと音痴だった僕がプロシンガーになれるほどの上達は出来ず、最後には必ず「才能がないんだ」という言葉で片付けられ続けてきました。

当時は「自分に才能がないからいけないんだ」と諦めていました。
しかし声に関する様々な学問を学んだ今は、ほぼ全ての人がきちんとした努力をすればプロ級の歌唱力を手に入れられると確信しています。

もちろん、一般的に「才能」と言われている要素も確かにあります。
それは生まれ育った環境（特に言語獲得期〜学齢初期）によるものと考えられています。
ですが、それはあくまでもその時期に身についた習慣の違いが大半であり、努力によって後からいくらでもカバーできる程度の要素なのです。

プロレベルの歌唱力になるために必要な練習量は莫大だし、かかる時間も数年単位となります。
しかし、それでも運や才能に左右されず極上の歌唱力が手に入るならば、努力する価値はあるのではないかと思っています。

練習する方法や理論、あなたの状態を自己判断するための方法はこのHPに全て掲載していきます。
もちろんその都度レッスンに来ていただいて直接指導するのが理想的ではあります。
しかしそれにはたくさんのコストがかかりますので

・HPに記載する内容を正確に理解する
・最適な練習を行っていただく

この２つを守る事で、最低限のコストで歌唱力を向上させることができるようなものにしていきます。

願わくば近い未来

「誰もが必ず努力で目標達成できるような音楽教育が受けられる環境」

そんな夢のような世界が当たり前のものになる事を願って、日々勉強や研究に励んでいます。

※1「ほぼ全ての人」というのは、高次脳機能障害の一つである「先天的音楽機能不全」や「失音楽症」と呼ばれる音楽能力の欠如のある方を除いて、という事です。
上記の方は大脳右半球にあるとされる「音楽中枢」の機能不全であり、未だ医学的な解明がなされていない状態だと言われています。

※2歌唱力を客観的に評価する尺度は現在一般的には浸透していなく、当スクールの尺度の話をしてもわかりにくいため一旦プロ級という言葉で表現しました。
実際には現在の科学で考えられる最高の歌唱力、という意味だと考えて下さい。


■音楽の受け皿になりたい

当スクールの名前は直訳すると”音楽の受け皿”という意味になります。
他のボイストレーニング法を沢山頑張ったのに上達できなくて苦しんでいる人たちが、それでも上達したいと願い最後にたどり着く”受け皿”のようなスクールでありたい。
その様な想いで名付けたスクール名となります。

ボイストレーニングが流行っている現在、本当に沢山の人が上達法を提唱しています。
中には有名シンガーが提唱しているものや、大手音楽プロダクションの提携スクールが提唱している方法など、煌びやかな方法論も沢山あります。

しかしそんな方法でも思うような上達ができず、最後には「才能が足りない」など無責任な言葉で片づけられてしまうケースが後を絶ちません。
それはかく言う僕自身が13歳から様々なボイトレ法を学び、最後に挫折した時にそう言われ続けていた経験から思う音楽教育の課題なのです。


■最先端の音声科学に基づくボイストレーニング

僕は21歳でボイストレーナーになりました。誰もが必ず目標の歌唱力に到達できる方法を探したかったからです。
ボイトレを仕事にしてからは、一層沢山の方法論を時間とお金をかけて学びました。
しかしどんな方法論も求めているものとは違いました。

それは”まだボイストレーニングの方法論が確立されていないから”でした。
歌唱業界は感覚や経験談に基づく方法論ばかりで、理論的に説明できる方法がほとんどないのです。

そこで僕は、声に関する日本唯一の国家資格である「言語聴覚士」の養成校に入学し、最新の音声医学を学習する事にしました。
そして、最先端の音声科学とボイストレーニングを融合させたボイストレーニングメソッドを追い求めています。

当然まだ科学で解明されていない事も沢山あります。
しかし、現在解明されている内容をもとに行うボイトレが最も上達できる方法であることは間違いないと考えています。
なぜなら解明されていない方法で仮に上達できても、それこそ「たまたま運がよく」「才能があったから」上達しただけでしょうからね。

才能や運に頼った方法でなく、誰しもが努力によって必ず目標にたどり着けるボイストレーニング。

少し泥臭いかもしれませんが、それが当スクールの目指す音楽教育の在り方です。


■これからの音楽シーンを勝ち抜くために、セルフボイストレーニング力の向上を目指す

インターネットの普及やYoutubeなどの情報発信媒体の流行によって、音楽発信の水準は年々上がってきています。
というよりも、沢山の音楽発信の中から視聴者に選ばれるために、より高い水準が求められるようになってきたという感じでしょうか。
その為、これからはボイストレーニングのあり方も大きく変わって来ると考えています。

今後ボイストレーニング業界には全く新しい情報や方法論が沢山出てくるでしょう。
それも、確実に上達出来ると断言できる科学的で信頼性のある方法が求められる時代になってくるはずです。
そんな「ボイトレ黎明期」で声を学ぶあなたにとって最も財産となる事は、きっと目先の音域拡張やカラオケの高得点などではなく（もちろんそれも凄く大事なのですが）

・様々な情報をキャッチし
・それを自分で考察し
・正しい答えに辿り着くことが出来る力

なのだと思います。

だからこそ当スクールでは、レッスンメニューをただ行ってもらうのではなく、その内容をしっかりと理解してもらい、自分自身でも上達する事ができる状態を目指してほしいと考えています。

ボイストレーニングは正直コストがかかります。
もしもレッスン時間のみで上達しようと考えると、最低でも週に3回はレッスンを行う必要があります。
それにかかる時間や金銭の負担は莫大なものになるでしょう。

だからといってレッスンを減らして空いた時間はカラオケで好きに歌うだけ、というのでは歌唱力の向上はとてもわずかな物になってしまいます。

だから当スクールで学んでいただく生徒様には、しっかりと上達する理論を学んでほしいのです。

もちろん解剖生理学や音響学などの難しい学問を行うわけではありません。
(ご希望者にはそういった学術的なレクチャーもしますが)

筋肉の名前なんか覚えなくてもいいので

・自分の現状を知り
・次の到達目標を知り
・それに到達するための根拠のある方法がわかる

そんな風になるために、レッスンメニューの理解を深めて欲しいのです。